【雑学・ヒント付き】読めそうで読めない！あなたの語彙力を試す難読漢字クイズ58選

日常で見かけるけれど、意外と読めない漢字ってありますよね。

この記事では、漢検3級(中学校卒業レベル)までに出題される範囲の中から、「難読漢字クイズ」を58問出題！

一問一問、答えと雑学をセットで紹介するので、知識を深めながら楽しめます♬

「難読漢字クイズ」58選

■ 鼾声

ヒント：寝ているときに出る音

答え：いびき
「鼾」は“鼻で鳴る音”の象形文字。医療用語でも使われる正式な漢字です。

■ 家鴨

ヒント：白くてガーガー鳴く鳥

答え：あひる
「家で飼う鴨」を意味し、中国語でも同じ漢字を使います。

■ 竿

ヒント：洗濯物を干すのに使う棒状のもの

答え：さお
「竹」に似た長いものを意味し、釣り竿や旗竿など多用途で使われる言葉。

■ 彼処

ヒント：「ここ」や「そこ」と並ぶ場所の指示語

答え：あそこ
「彼（かれ）」の場所という意味で、「此処」「其処」などと同じ構成。

■ 雫

ヒント：ポタリと落ちる水の一粒

答え：しずく
「雨」の下に「水滴」が描かれた象形的な漢字です。

■ 命日

ヒント：亡くなった人をしのぶ日

答え：めいにち
「命（いのち）」が尽きた日。仏教行事とも深く結びついています。

■ 菫

ヒント：春に咲く、小さくて紫の可憐な花

答え：すみれ
古くから詩歌にも詠まれ、日本人に愛されてきた山野草の一つ。

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■ 土産

ヒント：旅行先からのプレゼント

答え：みやげ
「土地の産物」→「お土産」と転じて使われるようになりました。

■ 湯気

ヒント：お風呂や味噌汁から出る白いもの

答え：ゆげ
水が熱で蒸発したもの。「湯」と「気」を組み合わせた直感的な漢字です。

■ 雛

ヒント：ひな祭りで飾られる人形の種類

答え：ひな
小さくて可愛いものを意味し、「雛鳥」「雛形」にも使われます。

■ 駕籠

ヒント：江戸時代、身分の高い人が乗っていた乗り物

答え：かご
人が担いで運ぶ移動手段。今でいうタクシー的存在。

■ 畏まる

ヒント：敬語で「承知しました」にあたる言葉

答え：かしこまる
「畏れる（おそれる）」気持ちを表現した、非常に丁寧な表現。

■ 梟

ヒント：夜に活動する知恵の象徴

答え：ふくろう
首がよく回ることで有名。学問の神様としても人気です。

■ 煩悩

ヒント：除夜の鐘の数と同じ数あると言われる

答え：ぼんのう
人間の欲望や執着心のこと。仏教の根本概念のひとつです。

■ 硝子

ヒント：窓やコップに使われる透明な素材

答え：ガラス
外来語に漢字を当てたもの。「硝」は火薬などにも使われる成分です。

■ 胡坐

ヒント：床に座るとき、足を組んで座る姿勢

答え：あぐら
「胡」は異国、「坐」は座る。外国風の座り方という意味が込められています。

■ 駄菓子

ヒント：子ども向けの安くて美味しいお菓子

答え：だがし
「駄」は“価値が低い”の意味。でも駄菓子は文化的価値が高い！

■ 粽

ヒント：笹の葉で包んだ、端午の節句に食べるもの

答え：ちまき
中国由来の食べ物で、邪気を払うとされています。

■ 裃

ヒント：武士が正装で身につけた服のスタイル

答え：かみしも
「肩衣」と「袴」をセットで着用した、格式ある装い。

■ 零れる

ヒント：器から水や涙があふれて出る様子

答え：こぼれる
「零」は“こぼす”の意味を持つ字。数字の「ゼロ」とは別の意味。

■ 吃驚

ヒント：「ビックリ」するときの感情

答え：びっくり
中国語からの当て字で、発音をそのまま漢字にした珍しい例。

■ 天邪鬼

ヒント：わざと人と逆のことを言う性格の人

答え：あまのじゃく
日本神話の登場人物。ひねくれ者の代名詞として有名です。

■ 草履

ヒント：着物に合わせる、日本の伝統的な履物

答え：ぞうり
藁や布、革などで作られ、現代では和装用に復活しています。

■ 秤

ヒント：重さを測る道具

答え：はかり
古代では「天秤」が使われていたため、天平型が由来です。

■ 貪る

ヒント：欲張って、がつがつと食べる・求める様子

答え：むさぼる
「貪」は欲深さを象徴する漢字で、食べ物だけでなく愛や金に対しても使います。

■ 弟

ヒント：兄と比べて年下の男のきょうだい

答え：おとうと
「弓を習っている子供」の姿からできたという説があります。

■ 頬

ヒント：顔の中で、口と目の間にある部分

答え：ほお（または ほほ）
「頁（ページ）」が含まれているのが特徴で、人の顔に関する漢字です。

■ 息吹

ヒント：命の気配や、自然の息遣いのようなもの

答え：いぶき
「息」と「吹」はどちらも呼吸を意味する文字で、生命力の象徴でもあります。

■ 玄人

ヒント：「素人」の反対。プロフェッショナル

答え：くろうと
「玄」は“奥深さ”を示し、「道を極めた人」という意味に繋がります。

■ 木乃伊

ヒント：砂漠の国で発見される、保存された人間の遺体

答え：ミイラ
語源はアラビア語。日本では「木」と「乃」と「伊」で当て字に。

■ 麓

ヒント：山のふもと

答え：ふもと
「鹿」の字が含まれており、かつては山の下に鹿が多くいたことが関係しているとか。

■ 杜若

ヒント：アヤメ科で、湿地に咲く紫の花

答え：かきつばた
平安時代から詩や歌に登場。花札にも描かれている雅な花。

■ 蛇口

ヒント：水道の水を出すところにある金具

答え：じゃぐち
「蛇」の形に似ているため名付けられたとされています。

■ 海女

ヒント：海に潜って貝やウニを採る女性

答え：あま
日本独自の職業文化。素潜りでの漁法は世界的にも珍しい。

■ 残暑

ヒント：立秋を過ぎた後の、まだ暑い日

答え：ざんしょ
「暑中見舞い」と「残暑見舞い」の違いはこの言葉で決まります。

■ 雪崩

ヒント：山の斜面から雪が大量に崩れ落ちる自然現象

答え：なだれ
もとは「雪が平地に“なら”される」という意味から。

■ 捻挫

ヒント：関節をひねってしまったときの怪我

答え：ねんざ
「捻」は“ひねる”、「挫」は“くじく”という意味。

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■ 竦む

ヒント：恐怖や寒さで体がすくむこと

答え：すくむ
漢字に「足」が含まれているのも、動けなくなる様子を表現。

■ 悪戯

ヒント：子どもがよくする、ちょっと迷惑な行動

答え：いたずら
「戯れ（たわむれ）」に「悪」を加えることで、度を越えた遊びの意味に。

■ 寧ろ

ヒント：どちらかといえば…という逆説的な表現

答え：むしろ
文章語で使われやすく、平安期の文献にもすでに登場。

■ 煤

ヒント：煙突やコンロにたまる黒い粉

答え：すす
「火」と「糸」で構成され、火によって繊維のようにたまるものを示します。

■ 濾す

ヒント：コーヒーや出汁を作るときに行う行為

答え：こす
水を通して不純物を取り除くという意味で、「濾過」にも使われます。

■ 蝶番

ヒント：ドアや箱の開閉に使う金属部品

答え：ちょうつがい
蝶の羽が開閉する様子に似ていることから名付けられました。

■ 薄荷

ヒント：メントール成分でスーッとする植物

答え：はっか
「薄い草」と書きますが、意外と生命力は強い。

■ 承る

ヒント：「聞く」や「引き受ける」の謙譲語

答え：うけたまわる
ビジネス敬語で頻出。電話対応などでもよく使われます。

■ 鎧

ヒント：武士が戦の時に身に着けた防具

答え：よろい
鎧は身を“よろい固める”から来た語源とも。

■ 翡翠

ヒント：宝石やカワセミの別名

答え：ひすい
カワセミの羽の色から名付けられた高価な宝石。

■ 煎る

ヒント：ナッツや豆を火にかけて加熱する

答え：いる
「煮る」とは違い、水を使わず加熱する調理法。

■ 湿疹

ヒント：皮膚に赤いプツプツができてかゆくなる症状

答え：しっしん
「湿」は湿度、「疹」は皮膚病の意味。アレルギーやストレスも原因に。

■ 啄木鳥

ヒント：木をコンコンつついて虫を取る鳥

答え：きつつき
詩人・石川啄木のペンネームの由来にもなっています。

■ 頷く

ヒント：うなずいて同意を示す動作

答え：うなずく
「頷」は“あごを動かす”という意味の漢字。

■ 羨む

ヒント：他人の成功を見て感じる感情

答え：うらやむ
「羨望」などの熟語でも使われる、感情を表す代表的な漢字。

■ 俯く

ヒント：顔を下に向けること

答え：うつむく
「俯」は“うなだれる”という意味の漢字で、恥ずかしさや悲しみを表現。

■ 碑

ヒント：記念として建てられる石のモニュメント

答え：いしぶみ（または ひ）
「石」に「非」。歴史や偉業を刻む意味で多くの神社仏閣に見られます。

■ 縞

ヒント：しましま模様のこと

答え：しま
「縞馬（しまうま）」や「縞模様」など視覚的な柄を表します。

■ 焦がす

ヒント：火で焼きすぎて黒くなる

答え：こがす
恋愛感情にも「胸を焦がす」などの比喩で使われます。

■ 薄氷

ヒント：非常に危険な状態を意味する比喩表現

答え：はくひょう
春先に張るごく薄い氷。転じて「危機一髪」的な意味に。

■ 嘗て

ヒント：昔、一度はあったことがある様子

答え：かつて
「なめる」とも読むこの字は、もともと“味わう”意味がありました。

■ 五月蝿い

ヒント：音や態度がしつこくて、気になること

答え：うるさい
「五月のハエが騒がしい」から。難読漢字界の代表格。